戦績詳細

2013-09-02

8R
vs 熊野 和義(宮田)
×
8R 判定 2-0 (77-77)(77-76)(78-76)
熊野の最後の対戦相手に指名された昨年の東日本新人王ウェルター級準優勝の今野は初回、前に出て来ようとする熊野に対し、右カウンターと左フックを合わせて、まずまずのスタートを切る。往年の切れやパワーは感じられない熊野だったが、さすがは38戦のキャリアを誇る歴戦の雄。2Rに入ると手数を増やして、近距離戦に持ち込む。応戦しようとした今野だったが、得意の距離を潰される展開となり、3Rは半身の態勢となったところに右を叩き込まれた。

中間距離の戦いに持ち込みたい今野は4R、アウトボクシングを試みたものの、左ジャブに右を被されて、流れを変えるには至らず、左ボディアッパーを断続的にヒットさせた5Rも追撃を許さない熊野を攻め切ることができない。

局面打開を図りたい今野は6R、本来の動くボクシングを取り戻したが、7Rは熊野が今野の左ガードが甘くなった瞬間を逃さずに、右フックを幾度となく狙い撃ち。熊野コールが轟く中、開始のコングが打ち鳴らされた最終回は、「何も思い残すことなくボクサー人生を終えよう」という気持ちを感じさせる熊野の執念の右フックが今野を捉える。その思いに応えるべく今野も右ストレートを見舞ったが、終始圧力をかけて、自らの距離で戦った熊野が2-0の判定勝ちを掴み、有終の美を飾った。キャリアの差で敗れた今野は、勝者の名前が読み上げられると、熊野の右手を挙げて勝利を祝福。その爽やかな光景が印象に残った。
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