2015-03-07
第535回ダイナミックグローブ
スーパーウェルター級8R
vs
成田 永生(八王子中屋)×
8R 判定 1-2 (77-75)(75-77)(76-77)
ともに日本ランカーとして初の試合となる両者。左右フックとボディを叩き込む成田に対し、今野はワンツーと入り際に左カウンターを合わせて対抗したが、前半戦は昨年の全日本ミドル級新人王に輝いた成田がフィジカル面のアドバンテージを活かした展開。2階級下の日本ランキングに名前を連ねる今野は成田の体力を警戒しすぎて、後手を踏む恰好となり、上下の打ち分けや、左フック、右ストレートを叩き込んだ成田が優勢に試合を進めた。しかし、スタミナで上回る今野は6回から左ジャブを起点とする本来のボクシングを取り戻し、断続的に右をクリーンヒット。7回も今野はシャープな右を立て続けに当てて、左ボディで成田の動きを止める場面も作った。最終回もしぶとく連打をまとめて食い下がる成田に右をヒットした今野が優勢を印象付けて試合終了のゴングを迎えたが、追い上げも僅かに及ばず、成田が前半の貯金を守り切る結果となった。